ThruNite懐中電灯
軍用、狩猟、釣り、キャンプ、戦術、日用向けのLED懐中電灯を設計・製作しておる専門メーカーのThruNiteです。
2013年09月07日
ThruNite T21
EDCライトとしてポケットに入れて、約1年間毎日使っていたGENTOS GTR-141T。
無造作にポケットに入れて使っていた所為か、擦れて塗装がハゲて来ました。
塗装はこんな風でも機能的には全く問題無く、性能と使い勝手は購入時のままなので頑丈な製品です。(ガチで1メートルくらいの高さから道路に何度か落としましたが、何事もなく点灯し続けましたw)
が…、やはり国産単4(AAA)乾電池仕様ライトの宿命といいますか、『もう少し明るかったら…』とか『もう電池切れ…』など、実際は性能限界を感じる場面が多いのも事実…それにGTR-141Tは樹脂製レンズなので細かい傷がいっぱい…orz
で、GTR-141Tの使用頻度を下げて温存する目的も兼ねて、次のEDCライトとして ThruNite T21 を購入しました。
CR123A(16340)仕様なので明るさやランタイムの不満は解消されたのですが…
◆ThruNite-Store.com
◆パッケージ
安価な中華ライトの白箱ばかり見ていた所為か、ちゃんとしたパッケージは何だか新鮮w
付属品はスペアのOリングとスプリットリング、取説のみ。
◆サイズ
全長70mm、直径22mm。
ジーンズのポケットに入れていても気にならない大きさですが、キーホルダー替わりにするのは少々無理がある大きさかも…
◆テール
スプリットリングを取り付けてもテールスタンドが可能な形状です。
◆ヘッド
ヘッドのサイズは1AAの ThruNite Neutron 1A とほぼ同じです。
浅いミラーリフで拡散系の配光ですが、HiやMaxの明るいモードならばスポット光もそれなりに有り、何より照射範囲が広いのが気に入りました。
小型のEDCライトに遠射性能を求めるなら、レッドレンザーのようなフォーカス調整機能を備えたライトにした方が、きっと幸せになれるでしょう…
LEDは CREE XM-L T6 のCW。光色は Neutron 1A と同じだと思います。
モードメモリー機能を備え、消灯時のモードで再点灯が可能です。
残念ながらヘッドとボディのジョイント部分は角ネジではありません…(´・ω・`)
◆電池
CR123A と 16340Li-ion充電池(RCR123)に対応していますが、チョイ太めの SOLARFORCE 16340 は使えませんでした。(無理に押し込めば入りそうですが、フィルムが破れそうw)
◆まとめ
CR123A×1のツイスト式ライトは色々なメーカーから出ていますが、サイズやデザイン、性能などを調べて最終的に ThruNite T21 となりました。
・NITECORE SENS CR はレンズが樹脂だったのでパス。(GTR-141Tの樹脂レンズに細かい傷が…)
・OLIGHT i1 EOS はクリップがビス止めなのでパス。(基本自分はクリップ付けない派)
・OLIGHT S10 Baton はかなり惹かれたケド、価格がアレなのでパス。
姉妹機(?)のXP-Gを積んだ ThruNite T20 か、T20の後継機で、XP-G2 の ThruNite Saber 1C か…随分迷ったのですが、ThruNiteの直販サイトで、日本で言う処の『新春特別セール』を開催しておりまして、T21が$30を切った価格で販売されているのを発見!…敢えなく陥落w
ただ、現行モデルはLEDエミッターが XM-L T6 から XM-L U2 にマイナーチェンジされた様で…シリアルナンバーから察すると、マイナーチェンジ以前の製品をバーゲン価格で放出したんでしょうかね…(゚ー゚*)。oO
まあ、個人的にはXM-L T6でも全然OKです♪
※アカリセンターさんにて販売されている T21 は XM-L U2の現行モデルで良心的な価格ですが、うーん残念…現在入荷待ちですか…(ブログの記事は何かと参考にさせて頂いてます)
GTR-141Tと比べるのもアレですが、やっぱり明るいです。
Max:350ルーメンを使う場面は限られそうですが、このサイズでこれだけ明るいライトは使っていて楽しいですし安心感があります。
流石にプッシュボタン式ほどイージーに操作が出来ませんが、ヘッドツイスト式でも全身ローレットと太さのお陰で操作はし易い方だと思います。(右手より左手の方が操作し易く感じるのは私だけ?)
+++
不満な点
・角ネジ
コスト的に厳しいのでしょうが、ポケットの中で勝手にONにならない様に多めにヘッドを緩めた際、ネジ部分にチカラが加わる事を想定すると、山ネジでは強度的に少々不安を感じます。ネジ精度が高くて“遊び”が少ないので大丈夫だと思いますが…
・モード大杉w
これは自分が多モードのツイスト式ライトを初めて使ってみた印象ですが、瞬間的にON(締める)/OFF(緩める)操作を繰り返してモード変更するタイプのツイスト式ってのは、使い勝手があまり良くないんですね…
何と言いますか…ON/OFF操作時に自分の意図しないモードに2段飛びくらいで変わってしまうんですワw
特に右手で操作すると操作ミスし易く、左手でヘッドを押し出す感じで思い切って廻さないと上手くON/OFF出来ないのは…私がブッキーだから?(´・ω・`)
シンプルにHi・Lowの2モード(有っても3モード)や感圧式のモード変更仕様のライトが良かったかも…
・フリッカー
Newtron 1A では、どのモード(明るさ)でもフリッカーが発生しなかったので、このT21も大丈夫だろうと考えたのですが…デジカメを通してやっと確認できる程度なのですが、個人的に多用するHiモードでの発生が顕著なのが残念…
やはりコストとの兼ね合いなのでしょうか…(´・ω・`)
無造作にポケットに入れて使っていた所為か、擦れて塗装がハゲて来ました。
塗装はこんな風でも機能的には全く問題無く、性能と使い勝手は購入時のままなので頑丈な製品です。(ガチで1メートルくらいの高さから道路に何度か落としましたが、何事もなく点灯し続けましたw)
が…、やはり国産単4(AAA)乾電池仕様ライトの宿命といいますか、『もう少し明るかったら…』とか『もう電池切れ…』など、実際は性能限界を感じる場面が多いのも事実…それにGTR-141Tは樹脂製レンズなので細かい傷がいっぱい…orz
で、GTR-141Tの使用頻度を下げて温存する目的も兼ねて、次のEDCライトとして ThruNite T21 を購入しました。
CR123A(16340)仕様なので明るさやランタイムの不満は解消されたのですが…
◆ThruNite-Store.com
◆パッケージ
安価な中華ライトの白箱ばかり見ていた所為か、ちゃんとしたパッケージは何だか新鮮w
付属品はスペアのOリングとスプリットリング、取説のみ。
◆サイズ
全長70mm、直径22mm。
ジーンズのポケットに入れていても気にならない大きさですが、キーホルダー替わりにするのは少々無理がある大きさかも…
◆テール
スプリットリングを取り付けてもテールスタンドが可能な形状です。
◆ヘッド
ヘッドのサイズは1AAの ThruNite Neutron 1A とほぼ同じです。
浅いミラーリフで拡散系の配光ですが、HiやMaxの明るいモードならばスポット光もそれなりに有り、何より照射範囲が広いのが気に入りました。
小型のEDCライトに遠射性能を求めるなら、レッドレンザーのようなフォーカス調整機能を備えたライトにした方が、きっと幸せになれるでしょう…
LEDは CREE XM-L T6 のCW。光色は Neutron 1A と同じだと思います。
モードメモリー機能を備え、消灯時のモードで再点灯が可能です。
残念ながらヘッドとボディのジョイント部分は角ネジではありません…(´・ω・`)
◆電池
CR123A と 16340Li-ion充電池(RCR123)に対応していますが、チョイ太めの SOLARFORCE 16340 は使えませんでした。(無理に押し込めば入りそうですが、フィルムが破れそうw)
◆まとめ
CR123A×1のツイスト式ライトは色々なメーカーから出ていますが、サイズやデザイン、性能などを調べて最終的に ThruNite T21 となりました。
・NITECORE SENS CR はレンズが樹脂だったのでパス。(GTR-141Tの樹脂レンズに細かい傷が…)
・OLIGHT i1 EOS はクリップがビス止めなのでパス。(基本自分はクリップ付けない派)
・OLIGHT S10 Baton はかなり惹かれたケド、価格がアレなのでパス。
姉妹機(?)のXP-Gを積んだ ThruNite T20 か、T20の後継機で、XP-G2 の ThruNite Saber 1C か…随分迷ったのですが、ThruNiteの直販サイトで、日本で言う処の『新春特別セール』を開催しておりまして、T21が$30を切った価格で販売されているのを発見!…敢えなく陥落w
ただ、現行モデルはLEDエミッターが XM-L T6 から XM-L U2 にマイナーチェンジされた様で…シリアルナンバーから察すると、マイナーチェンジ以前の製品をバーゲン価格で放出したんでしょうかね…(゚ー゚*)。oO
まあ、個人的にはXM-L T6でも全然OKです♪
※アカリセンターさんにて販売されている T21 は XM-L U2の現行モデルで良心的な価格ですが、うーん残念…現在入荷待ちですか…(ブログの記事は何かと参考にさせて頂いてます)
GTR-141Tと比べるのもアレですが、やっぱり明るいです。
Max:350ルーメンを使う場面は限られそうですが、このサイズでこれだけ明るいライトは使っていて楽しいですし安心感があります。
流石にプッシュボタン式ほどイージーに操作が出来ませんが、ヘッドツイスト式でも全身ローレットと太さのお陰で操作はし易い方だと思います。(右手より左手の方が操作し易く感じるのは私だけ?)
+++
不満な点
・角ネジ
コスト的に厳しいのでしょうが、ポケットの中で勝手にONにならない様に多めにヘッドを緩めた際、ネジ部分にチカラが加わる事を想定すると、山ネジでは強度的に少々不安を感じます。ネジ精度が高くて“遊び”が少ないので大丈夫だと思いますが…
・モード大杉w
これは自分が多モードのツイスト式ライトを初めて使ってみた印象ですが、瞬間的にON(締める)/OFF(緩める)操作を繰り返してモード変更するタイプのツイスト式ってのは、使い勝手があまり良くないんですね…
何と言いますか…ON/OFF操作時に自分の意図しないモードに2段飛びくらいで変わってしまうんですワw
特に右手で操作すると操作ミスし易く、左手でヘッドを押し出す感じで思い切って廻さないと上手くON/OFF出来ないのは…私がブッキーだから?(´・ω・`)
シンプルにHi・Lowの2モード(有っても3モード)や感圧式のモード変更仕様のライトが良かったかも…
・フリッカー
Newtron 1A では、どのモード(明るさ)でもフリッカーが発生しなかったので、このT21も大丈夫だろうと考えたのですが…デジカメを通してやっと確認できる程度なのですが、個人的に多用するHiモードでの発生が顕著なのが残念…
やはりコストとの兼ね合いなのでしょうか…(´・ω・`)
2013年09月07日
ThruNite Archer 1C
ThruNite Archer 1C の【Archer】は【弓を射る射手】の意ですが、CREE XP-G2 とミラーリフの組み合わせで、OPリフで XM-L T6 搭載の Neutron に比べ、若干スポット寄りの配光になっています。
このスポット気味の配光が1点を貫く弓矢のイメージと重なるのは確かですが、実際自分で使ってみると『ネーミングの意図がソレだけでは無いのでは?』と思え、つい ( ̄ー ̄)ニヤリ としてしまいました。
1AA仕様の Neutron 1A との比較をメインに、その辺りもレビューしたいと思います。
◆パッケージ
他の ThruNite社のEDCタイプ製品と同じ紙箱のパッケージです。
内容物は本体、スペアのOリング、ホルスタ-、取扱説明書。
ホルスターは Neutron シリーズと同じタイプです。
◆サイズ
1×CR123A(または16340)仕様なので Neutron 1A よりコンパクトなサイズです。
単三×1(1AA)仕様のパトリオ6やパトリオ8と、ほぼ同じ長さです。
同じ1×CR123Aの ThruNite T21と比べると長く感じますが、スイッチユニットやリフの深さを考えれば、全長 89mm は充分コンパクトなサイズだと思います。
電池(RCR123)込みの重量も 63g と軽いので、EDCライトとして持ち歩いても気にならないと思います。
◆ボディ
ローレット処理や各部ジョイントの角ネジなど、殆どが Neutronシリーズと共通となっています。
既に Neutronシリーズを使っていると新鮮味は有りませんが、基本をしっかりと押さえ、丁寧に造り込まれたシンプルなライトなので満足度は高いと思います。(無駄に派手なライトは人前で使うのを躊躇ってしまいます)
◆スイッチ
Neutronシリーズと大きく異なる点の一つがスイッチで、Archerシリーズはスイッチ半押しでの間欠点灯が可能なフォワード・クリック式となっています。
リバース式の Neutron は、スイッチブーツ面がフラットになっていますが、Archerは少し“プックリ”と膨らみが有り、間欠点灯時の操作も行い易くなっています。
スイッチは適度な反発力が有り、ストロークも浅過ぎず深過ぎず、しっかりとクリック感があるタイプです。
フォワード式スイッチを採用したライトの中には、希にブーツとスイッチユニットの間に空間が有ったり、点灯するまでのストロークが深すぎたりして、自分でゴム片を挟むなどして微調整しますが、Archerのスイッチについてはカスタマイズする必要性は感じません。
個人的に、どんなに高価で高性能なライトでもスイッチの操作性がダメダメだと使う気が失せたり、愛着が持てなくなるヒトなので、スイッチへの拘りは結構強いのデス。(スイッチ丸ごと交換したライトもチラホラ…)
スイッチ廻りのクラウンは Neutron と同じくスイッチの操作性を考えつつ、スプリットリングを付けてもテールスタンドが可能な形状になっており、リアキャップを少し緩める事で誤点灯防止(ロックアウト)が可能となっています。(長孔が片側各2つから各1つになっていますが、操作性や携帯性には全く影響有りません)
◆ヘッド/LED
ステンレスベゼルやARコートされたガラス製フィルターも Neutron と同じです。
Neutron のリフはOPリフとなっていますが、Archer ではミラーとなっています。
実際に測ったワケでは有りませんが、外観から推測するとリフの深さも Neutron と同じ深さだと思います。
冒頭で述べた様にLEDがXP-G2になった事もあり、天井照射レベルの至近距離だとスポット寄りの配光だと確認できますが、屋外で普通に使う場合はそれ程スポットを意識する事は無いと思います。(つまり周辺光も充分に存在する)
◆モード
Mini:0.2 lm(315時間)
Low:24 lm(13時間)
Med:90 lm(2.7時間)
Hi:281 lm(48分)
Strobe:281 lm(1.5時間)
の計5モードとなっています。
Hiでの点灯時はそれなりに発熱が有りますが、ヘッドのサイズ(長さ)が大きい所為か、1分で即アツアツと言う事にはなりません。
メモリー機能を備え、消灯時のモードで再点灯しますが、これは間欠点灯時に於いても有効です。
例えばLowで消灯したら何度スイッチを半押ししてもモードが変わる事無くLowで再点灯し、全押ししても同じくLowで点灯します。(ストロボで消灯してもストロボで再点灯)
モードの切替は、スイッチの半押し・全押し状態に関わらず、点灯時にヘッドの【締める/緩める】でモードを切り替えます。
Neutronは2つのグループをヘッドの【締める/緩める】で切り替えますが、Archerはグループの区別が無く、よりシンプルな操作になっています。
個人的に感心したのがモード切替時の点灯状態でして、ナント Archer はモード切替時でもライトが消える事が無いのです!(`・ω・´) キリッ
『は?普通じゃネ?』 と思った方…
もし多モード式のライトを持っているなら、試しにモードを切り替えてみて下さい。
リバース式でもフォワード式でもヘッドのツイスト式でも、モードの切替時には電流を瞬断する関係で、必ず一瞬消灯するハズです。
ところがArcherは、ヘッドを少し(約5mm)緩めて締めると、瞬断(消灯)する事無く、点灯状態を維持しながら次のモードに移行します。
又、少しヘッドを緩めた状態で点灯し、その状態からヘッドを締めると点灯してからの時間経過に関係無く次のモードに移行します。(例えば緩めた状態でMed点灯し、10分後、20分後にヘッドを締めても、その時点でスグにHiに切り替わります)
【Archer】というネーミングは、スポット寄りの配光もそうですが、実はこのモード切替時でも点灯状態を維持する事から来ているのでは無いかと…
つまり、狙った獲物は逃がさないゼ…( ̄ー ̄)ニヤリッ みたいな…
例え瞬間的にでも照射対象を暗闇に紛れさせる事無く、視界に捉え続ける…みたいな…
(全て私の想像ですが…)
何れにせよこの感圧式モード切替機構は、ただ新鮮と云うだけでなく便利で実用的です。
感圧式のモード切替自体は特別新しいワケではありませんが、普段リバース式スイッチなどで切替を行っていると不思議な感じがします。
※同じ ThruNite社の Ti や TiS が感圧式
ヘッドをかなり緩めた状態ても点灯状態を維持するので、『モード切替に失敗して真っ暗…』という事が起きません。
普段はヘッドを少し緩めて Med や Low で使い、常時点灯時にワン・アクションで何時でも必要な時に1段上のモードに切替られるシステムは、間欠点灯が可能なフォワード式スイッチと合わせて使ってみると、その便利さがしみじみ判ると思います。(特に間欠点灯を多用する方にお薦め)
ヘッド全体にローレットが施されているので片手でスムーズにヘッドを動かせ、必要な移動量も少ないのでモード切替操作が煩わしいと感じないハズです。移動量が約5mmと言うのも決して大袈裟な数字では無く、ヘッドにマウントされた基板とボディの精度が高いからこそ可能になっているのだと思います。
◆照射
使用可能な電池はCR123Aと最大電圧が4.2Vの16340 Li-ion充電池ですが、チョイ太めの SOLARFORCE 16340 は使えませんでした。
光色は Cool White なので白いです。
5mm砲弾型LEDのような青みの強い白でも無く、ニュートラル・ホワイトに近い白でも無い、ほぼ『純白』という感じです。
Neutron 1A (XM-L T6 / CW) との比較
Neutronに有ったFire Fly も健在(?)で、LEDのダイが確認出来るほどの弱い光で点灯します。
Neutron 1A 、T21 との比較
リフの深さと位置、ベゼルの関係でT21より照射範囲は狭くなりますが、その分距離が伸び、Archerは上記3製品の中では最も遠射系のライトとなります。
集光系か拡散系か…
コレは『好みの問題』になるかと思いますが、T21はEDCテイストがより強めになっているので、各々が用途に合った配光だと思います。
Hi:281lm
◆計測
Hiモード時のテール電流を計測。
RCR123-電池電圧:3.99V / 1.071A
CR123A - 電池電圧:3.05V / 1.487A
計測結果から逆算するとCR123A使用時(容量1100mAの場合)のHiモード点灯時間はカタログ値に近い事が判ります。(つまり信用できる公称スペック)
また、電池電圧に左右されずに安定した輝度が得られる製品なので安心して使う事が出来ます。
高いルーメン値を求める方にとっては不満かもしれませんが、使う電池電圧によってHiやMaxモード時の連続点灯時間に注意しなくてはならないライトより良いのではないでしょうか?(回路的にも電圧に連動して電流を制限する方が高級?)
◆まとめ
姿、形は兄弟なれど… Neutron と Archer は全く別物のライトです。
正直、実際に自分も使ってみるまでは 『スイッチとLEDが違うぐらいだろ…』 ぐらいにしか思っていませんでしたが、イザ使ってみると良い意味で期待を裏切られました。
かなり抽象的な表現ですが、Neutron は都会的なライトで、Archerは野生的と言うか…
Neutron が農耕民族だとしたら、Archerは狩猟民族と言うか…
とにかく既にNeutronを所有している方が、Archerを購入しても後悔する事は無いと思います。
(2C以外はパーツの互換性も有るし…( ̄。 ̄ )ボソ )
贔屓目かもしれませんが、個人的にArcherには欠点が無い様に思えます。
敢えて言うならば、ストロボモードは【1秒以内に半押し2回】とかで切り替わると更に使い易くなる気がします。
通常点灯モードの切替と同じ動作でストロボモードに切り替わると、HiからMiniに戻る際、意識して操作するのがやや面倒なので…ヽ(´o`;
Neutron か Archer か…どちらか一方を選ぶとなると、コレはかなり悩みます。
(両方買っとけ…( ̄。 ̄ )ボソ )
結局、メインの使用用途に合わせて選ぶのが一番だと思いますが、選ぶ楽しみが増えた事だけは間違い無いデス!(`・ω・´) キリッ
更に悩むのが電池仕様だと思いますが、単三電池に拘りが無く明るいライトを求めるなら、思い切ってCR123A対応ライトにする事をオススメします。
明るさだけが全てでは有りませんが、やっぱり…ネェ
単三乾電池の入手性やランニングコストは捨てがたいのですが、どんなに頑張っても単三乾電池では性能に限界が有るのも事実で、電池の呪縛から解き放たれると、確実に目の前にワンダー・ランドが拡がりマス。(※経験者談)
充電池や充電器への初期投資が必要となりますが、16340のLi-ion充電池が使える環境を整えると、マルチサイズ対応の充電器ならば、結果として18650も使えてライトの選択肢が一気に拡がります。(可能ならPayPalのアカウントを取って海外通販を利用すれば無敵モード確実です)
『将来、単三乾電池とサイズが同じ14500 Li-ion充電池も使えるし 1AA仕様を…』と、Neutron 1A を購入した時に考えたのですが、結局未だに自分は14500を使っていません。
14500はサイズ的にも容量的にもメリットが余り無く、対応していない機器での誤使用の危険が有るので、私自身はこれから先も14500を使う事は無いと思います。
+++
カタログ上のスペックだけを比較すると Archerシリーズは凡庸なライトの印象を受けます。
同じ電池仕様でも最大輝度がArcherより高く、コンパクトなライトは幾らでも有りますし、新しい10WクラスのLEDを搭載して、調光に凝ったギミックを組み込んだライトも次々に製品化されています。
基本、自分も【新しいモノ好き】なので、こうした見た目の派手さに、つい惹かれてしまうのですが、道具というのは実際に使ってみないと判らないモノでして、Archer 1C にはソレを再認識させられました。
特にライトという道具は、安全や安心に直結するツールの一つなので、カタログスペックに惑わされずに信頼できるメーカーの製品を冷静に選びたいモノです…
+++
ThruNite社のストアがAmazon内にOPENしました♪\(^o^)/
英語が苦手な方でも気軽に利用する事が出来て、海外の直販サイトと大きな価格差が無いので“お得”な印象を受けます。
□ Amazon / ThruNite JP
□ Archer 1C
私の知る限り、メジャーなライトメーカーで日本の Amazon内にショップを開いたのは ThruNite社が初めてでは無いかと…(゚ー゚*)。oO
英語の直販サイトでは、随時セールが開催されるので、マメにチェックすると掘り出し物を手に入れられるかも…(本日現在、Summer Promotion を開催中)
http://www.thrunite-store.com/
日本語の直販サイトも既にオープンしています。
http://www.thrunite-store.jp/
本格的なアウトドア・シーズンを迎え、ライトの出番が益々多くなる季節だと思います。
自分にとってベストな1本を是非見つけて下さい。(*^-゚)v
明るいライトは楽しいヨォ~(*´▽`*)♪
【お客さんから権限を授けて転載いただきました。ご参考ください。】